ウイロウと申して生菓子の「ういろう」でありません。今も小田原で売られる漢方薬のこと。
今から三百年程前に歌舞伎役者の二代目市川團十郎は喉の病から役者生命が危うくなりましたが、此の薬のお蔭で再び舞台に立てる様になりました。團十郎はそのお礼に自分の舞台で此の薬の由来や効能を口上にして言い立てたました。それが「外郎売の口上」と呼ばれるものです。
大変に長い台詞の中に早口言葉が満載で古今東西の難台詞の一つと言われています。
二代目團十郎はこれを立て板に水の如く言い立てたので大評判となり、代々のお家芸として受け継がれています。
今日では歌舞伎だけでなく俳優・アナウンサーなどが一度は挑戦される事で知られています
口語訳を用意しました ⇒ 口語訳です
神田香織師匠に講談教室で師事してます。
得意演目
古典の「伊達家の鬼夫婦」
夏目漱石原作の「吾輩は猫である〜餅喰う猫」
中島敦原作の「名人伝」
森丸オリジナルの「日蓮上人の旅立ち」
中村こずえ氏に師事。
呼吸と発声発音を鍛え、抑揚、強弱・高低・緩急そして間に気を付けて
聴衆に思いを届ける朗読は話芸の王道と思います。
得意演目
西澤實「瀬戸内の鬼」「西太后」
夏目漱石「夢十夜」